destine


時の流れと変わりゆくものの影に怯え
どれだけの棘を与えてきただろう
傷つかぬよう感情をなくしたふりをして
笑顔さえも偽ってみせた　だけど
ここから逃げ出したかったわけじゃない

ここから見える景色があまりに哀しくて
目をそらしていただけ
ここから見上げた空があまりに眩しくて
手を伸ばしてみただけ
それさえ分からずに居場所すら失ったようで
もう何も望まないから全てが終わってほしいと
背を向け心まで閉ざしていた


自分よりも幸せそうな人がいたとして
守られて嬉しそうに笑っていて
自分は可哀相だ、と唇を噛みしめた
だけど戦うことをやめたならもう
上には行かれない　そんなものだから

だって私の夢は私だけのものでしょ
誰にも邪魔させない
だってそれは私が選んだ在りかたでしょ
何を迷うというの
それに気付いた今ならば立ち止まることはない
その勇気がいつの日か誰かに届く　そう信じて
越えていく　自分の全て懸けて


薄れゆく過去　手放したものの大きさを
悔やむ日もあるけれど
時に負けを認める　それは諦めじゃない
“いつか…”を勝ち獲るため

明日に期待などしない　戻れないことを
きっと嘆きはしない
だけどだからこそ　どんなことどんなものにも
立ち向かえる強さを
遠い記憶　願っていた自分はどんなだった？
もう一度スタートを切ろう　“これから”を生き抜くため
輝いてた日々取り戻すため

最後に思いきり笑うために！



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