FAITH


いつからか捨てゆく覚悟で置き去りにしていたしあわせ
自分はとても強いのだと　空を仰いでは叫んでた

あの日　涙を拭い再び生きることを決めた
揺るぎなくこの場所に立ち続けることを誇りに

朽ち果てた荒野のなか　美しく開く花になろう
自由だけ高く掲げ　乾いた風に煽られながら
誰が決めるものでもない自分の旅路（みち）を信じたい


人は何故　儚いくらいに　すくい上げてもこぼれ落ちる
形を持たないもの探し　すがりつこうとするのだろう

未来へ繋がらない心地良さに漂うよりも
惑わされることなく　選んだ在りかた守れたら

手探りの暗闇さえ　鮮やかに照らす花でいたい
振り返ることもせずに　孤独な夜に壊れそうでも
追憶に想いを馳せて目を閉じてなどいられない


どれくらいの決意とどれくらいの勇気があれば
辿り着けるのだろう　永く希った姿に

朽ち果てた荒野のなか　美しく開く花になろう
自由だけ高く掲げ　乾いた風に煽られながら　そして
いつの日か散りゆくとき　たとえ何一つ残らずとも
すでにこの地にあるものは汚れなき信念だろう



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