ウタヒトヒラ


いつかあなたを見つけられたら
もう二度とその手を離さない
全てのものから守り抜くと
無力も知らず誓ったように

風にあなたの声が聴こえる
迷いを照らすように優しく

ウタヒトヒラ　寄り添い歩いた小路
切なさよりも強く深く焦がれて
時を超え再び巡り逢えたなら
過ぎ去りし日の面影が肩を抱く


どうして人は望みのままに
生きることができないのだろう
叶わぬもどかしさ隠すため
温もりも希望も遠ざけて

大切なほど心は痛く
現実に目を背け続けた

ウタヒトヒラ　舞い落ちる花のように
薄れゆく想い出は戻らなくとも
彷徨いながら答えを探している
守るべきもの見失わぬようにと


気付けば　あなたのことばかり
想いながら　歌っていました
冬の初め　あなたが私を想い
紡いだ言葉はこの胸に今でも…

ウタヒトヒラ　陽射し降り注ぐように
眩しい季節にもう一度笑顔で
本当は誰よりも涙の多い
あなたの側にいたい今度はもっと



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