− INDEX − 読みたいタイトルをクリックすると記事に移動します。 ブラウザの「戻る」でこの位置に戻ることができます。 副部長の憂鬱 ■副部長の憂鬱■ …うん。 なんだろうこの壮大な塚石は。 …というのが書き終わったものを読み返しての感想です。 いや、断じて塚石が書きたかったわけではないのですよ。 そもそもの発端は「シリーズものでヒロインに仏頂面と言われたり薫ちゃんの蕎麦をかぶらされたりして とにかくおいしくない手塚部長においしい思いをしていただきたい」で、 さらに「オリジナルキャラの中で唯一まだ登場していない女テニ副部長に出番を」ということで この２人をいい感じにさせてみたかったわけなのですが…。 むしろ手塚部長と大石先輩がいい感じになってないかコレ？という、 結果として壮大な塚石となってしまったことを お詫び申し上げます。 だって「人知れず努力できるお前が好きだ」とか「つらい時は俺の胸で泣け」とか言う部長なんて誰も見たくないだろう。 そんなわけで、手塚部長のドリームを書ける作家さんはホントすげえなと思うわけです。 さて。 「シリーズもののサブキャラをメインに」という、またしても シリーズものでもちょいちょいやっている第三者から見たヒロイン像とか、私が勝手に思い描く 女子テニス部像（制作裏話・設定編参照／ブラウザの「戻る」で戻って来てね）とか、 いろんな要素を盛り込んでみました。 結果、だいぶ解りづらいというか、とっつきにくい内容になってしまっていることは否めないのですが、 もともとうちのシリーズものを受け入れてくださっている方であれば大丈夫と信じています。 このお話のヒロインは、サブキャラ（オリジナルキャラ）設定（ブラウザの「戻る」以下同文）内の 「紺野凪」に当たる女の子です。 決して目立つタイプではないけれど、真面目で面倒見が良くみんなから頼りにされている優等生。 外見に関しては本編では特に触れていませんが、イラストではスラッと背が高く、 涼やかな顔立ち（いわゆる塩顔？）というイメージで描いています。 髪型には、実は元ネタがあるんです。 昔やってた進研ゼミで連載していたバスケ部の女の子が主人公の漫画で、 この主人公をいじめていた女の子にいつもくっついている取り巻き的な女の子がいて、 キャラとしては最低なんだけどビジュアル的にはどストライクで、 かろうじて記憶しているその髪型をほぼそのまま使わせていただいたという… （これ分かる人がいたら奇跡だと思う） シリーズもののヒロインと比べると随分大人で落ち着いているので、 そこがまた書いていて新鮮でしたね。 そんなヒロインが部員達に対して感情を爆発させてしまう場面があるのですが、 実を言うとここには日頃自分が感じている怒りに近いものが含まれています。 それじゃあ行きますねー。 なんでめんどくさい仕事とか本来の業務外の休日出勤とか他の人の尻拭いばっか回って来んの？ 独身なめてんの？ あースッキリした。 で、そんなヒロインの頑張りに気付いていたのが、クラスメイトで同じ競技の部員である手塚部長。 最後の男女テニス部全員集合の場面には登場していませんが、 “何もかも理解したうえで遠くから見守っている”というのが彼ならではかと思っています。 手塚部長とヒロインの関係は、２人とも真面目な性格なので、 最初に書いたとおり“いい感じ”でとどまっている状態ですね。 なんかきっとこの後、手塚部長の故障とか留学とかでまた思い悩んじゃう展開が 容易に想像できるのですが、そんな中でも彼の支えになれそうな、 控えめながらも強さのある女の子として表現できているといいなと思います。 で、自分に根本的に欠如しているのが「彼の支えになれそうな､控えめながらも」の部分であることにここで気付くわけです。 来世頑張ろう。 Back |